1.それは突然
警察から電話がなり、部屋で母親が倒れていたという。1週間見かけなくなった近所の人が心配になって通報したらしい。
そのまま、救急搬送されて入院したが、思ったより重症だ。右肩の骨折、肋骨骨折、腎臓機障害、静脈血栓症、多発褥瘡などだ。もともと足がわるかったのだが、部屋でつまづいて転んだひょうしに肩を打ち付けて骨折し、そのまま起き上がれず3日4日過ぎたらしい。よくぞ耐えたとしかいいようがない。
命をとりとめたことは幸いであったが、むしろ今後の生活が不安だ。
2.MSW
情報が足りないゆえに、不安が増幅しているわけだが、母の状態と今後、お金のこと、生活のこととか、心と頭が爆発しそうだ。現時点でもすべての時間が拘束されており、何もできないことが、さらにそのことを助長する。
誰もが経験することであり、もっと状況が厳しい方もおられることもわかっている。メンタルの弱い私は落ち込みやすい。しかし、そんなことを言っている場合ではない。動かなければ…。退院後も見据えての、地域包括センターへの手続き、院内での手続き、母の住まいの手続きと整理、母の家の事はお金の管理も含め、もう少し状態がよくなって話ができないとことが進められないので保留だ。できることは進めて行く。これだけでも自分のことは封印されたままで滞り、リズムが作れない。
MSWの存在を忘れていた。相談しよう。MSWとはご存じの通りメディカルソーシャルワーカーのことだ。看護師さんや各科の先生の皆様からは丁寧な説明を受け、お話をさせて頂いていて安心しています。そんな折、MSWの方から連絡を頂き、ミーティングを行うことになった。
MSWは退院後の計画までを立ててくれて、取次や案内をして頂ける。今回は、母が手術前であることや、外科と内科の見込みが未だ未知数の為。見込みでの大筋な計画の話と、方向性の擦り合わせと費用、お悩み相談が主な話しだ。このミーティングで少しばかり先が読めて漠然とした不安はなくなったが、次に現実的な不安が現れてしまう。
3.日常をとり戻せるか
これまでも予想や準備はしていたが、やはり現実が目の当たりになると不安になるものだ。一番の不安は母の生活と自分の生活、そして生活費の事だ。母1人子1人で介護サービスを使って、どこまでカバーできるのか、するのか。お金はどれくらいかかるのか。お金は余裕があるわけではないので、とても不安だ。共倒れにならないように気を付けたい。
わがまま、自己中と言われそうだが、自分の叶えたい目標の為に実践していることもある、遊びの部分が制限されたり、犠牲になるのは致し方ないと思っているが、自分の生活というより、自分の人生に歯止めがかかるのは正直、抵抗がある。そこを考えてやっていかなければいけないのだろう。裕福な家庭では関係ないのだろうが、なんせ庶民だ。老老介護や介護ロスなど、近年においては様々な問題が発生している中で、母も自分も笑顔で悔いのない、かけがえのない人生を送りたいものだ。
今日も最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。気持ちをシェアできましたら嬉しいです。たかみんでした。ではまた。