デジタル化が進んでいく世の中で、消費動向のキーワードの一つに「体験」するということがあります。モノ・コト消費なんてことも言われてしばらく経ちますが、ここでいう体験はヴァーチャルでなく実体験のことです。メタバースも進んで新しい世界が構築されていく中で、私も体験しましたが、それは楽しい世界です。この先、よりリアルな世界にどんどん近づいていくのでしょう。楽しみです。
五感をバーチャルでも感じられる世界になれば、筋肉も刺激されて鍛えられるようになるのでしょうか⁉私には未知の世界でわかりませんが、面白そうではあります。しかし、今はアバターで鍛えても実体は鍛えられません(笑)。ですので、この世界でトレーニングをするしかありません。これも体験です。頭の中で空想していても行動しなければ始まりません、イメージトレーニングもよいですが、実際に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか⁉
自分の体を鍛えることは元気・健康の源です。汗を掻いてトレーニングが終わった後の爽快感はまさしく実体験から得られるものです。そうやって活動的になっていくことで、日常の生活が楽になります。立ち座りから始まって、なにかモノを取ろうと拾ったり、高い所に手を伸ばしたり、ちょっと出かけることが苦でなくなる。とても単純なことですが、こうした日常の何でもないことが他愛もなく無意識でできることが大事なのです。面倒くさくなって人に頼んだりしていませんか⁉歩くことが億劫になっていませんか⁉それって自分の人生を台無しにしているんです。
自分でできることを他人にやらせてしまう。手間の掛かることだろうが、面倒くさかろうが、他人に依存した時点でそれはあなたの人生でなく、他人の人生を生きたことになるんです。自分の時間を他人に使わせたことになるんです。たとえ1分1秒であってもです。そんなもったいないことってあります⁉ゴミ捨てでも、窓拭きでも、ごはんを作るにしても、良いことでも大変なことでも全て自分の人生です、両方あるから人生なのに、それを経験せずに他人に振ってしまうなんて、あり得ないと思いませんか?
それぞれ家庭内で分担とかもあるでしょうが(笑)面白がってやってみることも楽しく時間を過ごすポイントの一つではないかと思うのです。どこか出かけるのもいいですよね。すなわち実体験なのです。ヴァーチャルでない現実世界の実体験をもっともっとしておくべきではないかな⁉と私は思うのです。最後にあの「バカの壁」の著書である「養老孟司先生」がおっしゃってました。「人間は体が動くと頭が動く」のだと、日本は老人を寝たきりにしてしまうけど、良くないのだとも。つまり体を先に動かすことで頭が働くということだそうです。
考えている間は止まっていますから、なにもしていないのと同じです。それだけで時間がすぎてしまうのです。考えるのは悪いといっているのではありません。考えすぎるのは良くないという意味です。「知覚動考」の話を以前させて頂きましたが、動いていると頭も活性化されて、気づきが見えてくることもあります。健康であるということも踏まえて是非、五感を研ぎ澄ましてトレーニングを始めてみてください。思う以上に効果が表れるかもしれません。そんなあなたをいつでも私は応援しています。いつでもお声掛けください。最後まで、ありがとうございました。