毎日歩くのが日課…という方は多く見られます。
日々欠かさず続けられている方を見ると尊敬します。距離や時間、天候に関わらず毎日というのは大変なものです。私の周りにも毎日日課とされている方をよく拝見します。
割と高齢の方が多いと思いますが、一つ懸念されることは、それだけでは足りないかもということです。決して脅す訳ではないのですが、毎日歩いていてもそれだけだとやがて歩けなくなり、姿を見かけなくなることが往々にしてあります。またウオーキング途中に転んでしまい、起き上がれない、ケガをしてしまい救急搬送という方も見てきました。
毎日歩いていたのに…、健康に気をつけていたのに…、とお感じになる方がほとんどです。もちろん、年齢や食事の内容も影響するとは思うのですが、こんなに頑張っているのにどうして⁉と思われるのも当然です。
原因は筋力不足です。
歩く行為そのものは良いことです。ただ歩く姿勢によって体に影響する部分は違いますし、加齢に応じて姿勢が変わってしまうこともあるので一律にこうしろとは言えません。ただ、歩く行為が足腰だけを鍛えるのではなく、全身運動であるという認識を持って頂けると良いかと思います。
簡単に言うと、視線を遠くに顔を上げて、胸を張る。すると自然に背筋が伸びると思います。そのまま自然でよいので腕を振り歩くことで、背筋や腹筋、もちろん脚腰を使う全身運動となります。さらに自然体のままでよいので、意識してより腕を振ったり、ウェストをより捻ったり、歩幅を少し広げたり、スピードを変えたりすることで効果を上げることが可能です。
筋力を上げるもっとも効果を上げる方法は坂道を歩くことです。勾配のある所を歩くのはおススメです！
筋力をつける為には、その部位を筋トレで鍛えることが誰しも思い付くことでしょう。それが効果を得る方法としてはベターだと思いますが、ただ高齢の方やそこまではと思う方々が高い健康を意識をもって毎日の日課としてウオーキングをされているので、できれば日常生活の中で同じように簡単に鍛えることができればと思います。ですので、ウオーキング中に先に述べたような、今より少し負荷を掛ける行動をとってみたり、家の中でもなるべく座らず立つ時間を増やすとか、つま先を立て踵を上げ下げする運動をするとか、つかまってでもいいので立ちしゃがむ、いわゆるスクワットをするなど、限界までやらずとも疲れる手前の範囲でよいので3分でも5分でもウオーキングと同じように毎日続けることで筋力を少しづつあげることは可能です。
広告が横行する中で、筋力をつける為のサプリメントや座っているだけでOKの器具などもあるようですが、それよりも自らが動いて運動する方が健康的です。保険のようにもし何かあった時の為にお金を掛けるのではなく、そうならない為に自分へ投資することが大事なのです。動けなくなってから高いお金を払って効果があるかないか分からない薬に手をだすより、動けるうちにより動けるように運動をするのです。続けることで効果が実感できるのもトレーニングの良い所です。歩くのが楽になる、躓いても踏ん張れる、物を持つのが楽になるなど、生活の中で得になることが沢山あります。今より少しだけでよいので意識して実践してみてください。
Don't think just do！
